yogatomo.online ができるまで
yogatomo.online を運営する友永ヨーガ学院は、わたくしが5歳のとき、1978年にスタートしました。
最初は、東京スポーツ教育センターという名前で、子供たちに体操を教えていました。
院長である母、友永淳子は高校時代は器械体操の選手で、体育大学を卒業後、高校の保健体育の教師をしていました。生徒に「健康とは何か」を教える仕事をしていながら、体調はあまり優れず、低血圧と肋間神経痛、座骨神経痛、生理痛、鼻炎、そして乱視に悩んでいました。
それを見かねた同僚から、よいものがあると教わったのが、ヨーガでした。
初めてレッスンを受けた後、いつもは乱れてしまって読めなかった駅のホームの時刻表がぴたっと見えるようになったそうです。
これはすごいものに出会った・・ということで、当時中野においでだった先生についてヨーガを学びます。
時代は、小学校のお受験ブーム始まったころで、体操教室にもたくさんの子供たちが来てくれましたが、送り迎えに来てくれるお母さんたちにヨーガを教えたところ、そちらの方が好評になりました。
そこで、体操教室から、ヨーガ教室に変更しようと決めますが、その前に、本場のヨーガを知りたいと、院長はインドに出かけます。
当時、有名だったさまざまな先生にお会いしましたが、その中でも、強烈だったのが、スワミ・シバナンダのお弟子さんの、スワミ・クリシュナナンダとの出会いでした。
「どこから来た?何を求めてきた?」と問われただけなのに、滂沱の涙。
わたしたち子ども3人を知人に預けてはるばるやってきたのに、「もう何も要りません」と言ってしまったのだそうです。
満たされた人のそばにいると、満たされてしまう。
以心伝心という言葉がありますが、その強烈なものがあったのでしょうか。
いずれにしても、「ああ、わたしはこれ(満たされた感じ)を伝えればいいんだ」と深く納得、満足して、その道場(アシュラム)で学んだヨーガを伝え始めます。
これが、友永ヨーガ学院のスタートです。
時代は下って、コロナウィルスが猛威を振るった2020年、これを機会に yogatomo.online でオンラインのレッスンを始めました。
レッスンでは、講師一人ひとりの裁量で、さまざまな動き、ポーズ、呼吸を用います。どのレッスンでも、最後はくつろぎのポーズ(シャバーサナ)をして、しばし座って、その「満たされた感じ」を味わっていただけるように誘導しています。
西回り(アメリカ経由)で入って来たヨーガと違って、よりゆったりと動きます。
また、足の指の先から、時間をかけて全身をほぐすのが特徴です。
動く瞑想、動くマインドフルネス、動禅を体験できると、大勢から愛されるスタイルです。
時代は移り変わり、多くのものが流行りすたりますが、わたしたちの本来の姿である「満ち足りた存在」は、ずっと変わらず、いつも新鮮です。
ご一緒に、このヨーガの素晴らしい叡智を味わい、身につけ、活かしていけたらと願っております。
どうぞよろしくお願いいたします。